桜の開花
だんだんと温かくなり近所の桜がもう満開に近付いて参りました
花粉が飛んでさえいなければ過ごしやすく美しい季節ではあるのですが何とかならない物でしょうか
桜はいくつもの種類がありますが最も有名なのはソメイヨシノ種でしょう
このソメイヨシノは江戸時代後期に江戸の染井村にて品種改良されたものと言われ、挿し木によって全国に広まりました。
江戸時代に生まれた桜ですから、琴などでよく弾かれる童謡さくらさくら
さくら さくら
やよいの空は 見わたす限り
かすみか雲か 匂いぞ出ずる
いざやいざや 見にゆかん
この歌詞に出てくる桜は普段見慣れた桜ではないのです、と言う方が多いですが
実はこの曲が作詞、作曲されたの幕末期。ソメイヨシノが広まっていくさなか。
同じ桜を見ながら子供達が琴の練習をしていたのかもしれません。
挿し木で増えると言うことは元は同じ木のため、開花のタイミングが揃うという特徴があり、桜前線というモノが生まれるわけですね。
さて、本日のお茶はほうじ茶とカステラ。
シットリとした生地がほろほろと口の中でほどけていきます。
ほうじ茶の香ばしい香りがスッキリと洗い流し、いくらでも食べてしまえそうです。
戦国時代に種子島にたどり着いたポルトガル商人が伝えたとされ、今でも長崎で多くが作られ、消費されています
カステラというお菓子は実は未だ謎が多く残されたお菓子であり、元となったお菓子がいったい何なのか未だにはっきりと分かっていないそうです
名前の由来はかつてイベリア半島に存在したカスティーリャ王国とされ、カスティーリャの菓子が転じてカステラとなった、とされていますが
カスティーリャにはカステラに相当する料理、菓子が存在していなかったそうです
カステラに近いモノとしてはスペインのビスコチョ、ポルトガルのパン・デ・ローがありますが
いずれもカステラに似て非なるものでありカステラの起源がなんなのか、未だに謎に包まれています。
そうした時代の謎に思いをはせつつも美味しいものが食べられることに感謝しごちそうさまでした。